2020国際女性デー 性差別根絶し平等実現へ

女性の権利向上と平和を求めて、世界の女性たちが統一して行動する「国際女性デー」。横浜・桜木町でも「2020年国際女性デー神奈川県集会実行委員会」が3月8日、スタンディング行動に取り組みました。

わたしは媚びない「女性の手に自由を取り戻そう」

主催者を代表したあいさつでは、「日本は安倍政権のもと、年々、男女平等度ランキングを下げ、2019年は153か国中121位と史上最低。こうした中、昨年は様々な女性たちの運動が展開された。性暴力、セクハラを許さないフラワーデモや#MeToo、入試差別の是正、職場で女性だけに対するパンプス強制を告発した#KuTooなど、当事者が声を上げ、行動を起こしている。

世代を超えた多くの女性たちから共感を集めている。みな、被害者であり、当事者であり、生きづらさを感じながら日々を送っている」と発言し、ステートメントを読み上げました。女性をはじめとする多くの住民が参加し、リレートークでアピールしました。

団体職員の女性

 出産後、7割の女性が退職します。それは仕事と子育ての両立が難しいから。テレビでニュース23の女性アナウンサーが「仕事を一生懸命やりたいという時期と妊娠・出産のタイミングが重なりがち。上の世代の苦労や苦悩を見てきた」と話していました。

そんな中、プロデューサーから「もし授かって番組に帰ってきてくれたら、新しい視野と視点を身につけて帰ってくるということ。番組にとってプラスのことだ」と言われ、キャスターを引き受けたそうです。そんなメッセージを個々の会社の努力でなく、政府が発信してほしい。

〝女性が輝く日本〟と言う一方で、「女性は産む機械」や「最低でも三人くらい産むようにお願いしたい」などと、まるで女性をモノのように扱う政治家。国連の事務総長が「女性の権利に対して抵抗する勢力がいる。我々はその勢力に抵抗していかなければならない」と発言していました。女性が働きながら出産・子育てしづらい日本を変えていきましょう。

客室乗務員の女性

 妊娠をしても大きな制服を着て働き続けてきた先輩たちのおかげで今があります。30歳定年はおかしいと声を上げてストを打って権利を勝ち取ってきた先輩たちから、声を上げることの大切さを学んできました。みんなが暮らしやすい世の中を目指し、男性にも協力してもらい、誇りをもって生きてゆける日本にしたいです。