「グリーンコンシューマー」(緑の消費者)という言葉をご存じでしょうか。日本では、人口比の1割に満たないのが現状です。私の中では、常識ですが、世の中からみると非常識でしょう。
私の生活を紹介します。
福祉衛生・社会福祉職
1日の食事は平均して2回。冷蔵庫や洗濯機は家になく、夏冬ともほぼ冷暖房機をつけません。冬は厚着に毛布でくるまって過ごしています。そのため、電気代は月約千円です。洗剤はほぼ使わず、風呂場にも石鹸が1つあるのみです。自動車の免許証は身分証代わりにあるものの、普段運転はしません。地球が温暖化しない為に。
なぜ、こんな生活をしているのでしょうか。20年前、ネットワーク地球村代表の高木善之氏の著作や講演をきいてから、自分の中の常識が覆ったからです。それは、日本のような生活様式(大量生産大量消費)は持続可能ではないと自ら確信したからです。
2015年のパリ協定では、長期的計画として世界平均気温の上昇を産業革命以後、2度以下、できれば1・5度以下にするように決めました。現状では既に1度上がっています。それでこの異常気象ですから、2度上がったときにどうなるかは想像に難くありません。しかも2度で止まるわけではありません。さらに上昇すれば、生活面での支障は更に起こり(すでにツバル国では人間の移動が始まっています)、平野部の作物に影響があります(ちなみに南極などの氷が全て溶けると海面は約60m上がるそうです)。人間や動物は移動できますが、植物は移動できません。気候変動とは即ち食糧問題です。
過去の人々にはこのような問題は起こっていませんでした。未来の人々には、もう手遅れです。今、生きている私たちだけがこの問題を解決できるかどうかの鍵を握っているのです。それは利潤追求で、地球を壊しても構わないという一連の思考、システムの根本的変革が求められていると思います。
まずは無理せず、自分でできることをしていきませんか?