8月30日、山中竹春市長が就任。同日午後に会見を開き、住民自治による世論をつくり、市民のための市政運営を進めていくことを常に忘れないようにしたいと抱負を語りました。
カジノ誘致を撤回
記者の質問に答えて、カジノを含む統合型リゾート(IR)の誘致撤回を改めて強調。IR誘致に関する事業者選定は「中止する」と明言し、「市の公式的な意見を発する機会は必要だ」「撤回の手続き、誘致しない宣言の日程調整を速やかに進める」と横浜市として誘致撤回を宣言したい考えを示しました。
おいしい中学校給食を提供
選挙で訴えた重点政策で全員喫食を掲げた中学校給食については、「目標は中学生が『この給食はおいしい』と思えるものを提供すること。(現在のデリバリー型給食が)冷たくておいしくないということであれば、目標を満たせませんので、しかるべき対策を取って行くべきだ」と語りました。
オペラ座劇場は中止
前任の林文子さんが強い意欲を示し、市民的に「ハコモノ」批判が高まっていた総事業費600億円のオペラ劇場建設については、「選挙活動中から、見直し、中止を申し上げておりましたので、その方向で調整してまいりたい」と述べました。
市民本位の予算編成を
横浜市従業員労働組合は、8月20日の団体交渉において提出した予算要求の中で、「中学校給食の完全給食実施」と「山下再開発事業にカジノ計画を盛り込まないこと」を求めています。
組合は、山中市長の職場要求と市民要求の実現につながる政策に対しては、これを支え促進する運動を進めます。
「ハコモノ行政」から「住み続けたい街」へ
組合は、誰もがいきいきと暮らし、働き、学び、育つ、素晴らしいまちヨコハマ、市民の声が活きるあたらしい横浜をつくりあげるため、市民と力をあわせて活動を続けます。